生物・化学研究者が興味あることを語る

スマートに、クリエイティブに

生物学の素晴らしいところ

こんにちは。

今回は、まあ特に分子生物学になっちゃうんですが、生物学の魅力を少しでも伝えられたらなということで、生物学についてです。

みなさんは生物学好きでしょうか。

僕が思うにそんなに好きな人って多くはないと思うんです。

一般的に進学校では生物を選択する人が非常に少ないことからもそれは言えるんじゃないかな。かくいう私も厳しい受験競争を勝ち抜いた経験がありますが、その中には生物の「せ」の字もないんですね(笑)

そんな僕が結局は生物学の研究者になっているということは、深く知ってみれば、考えてみれば面白い!!!ということなんですよ。

その魅力を短くはありますが、語ってみようかと思います!

とはいえ完結に一言で言ってしまえば・・・・・

分子生物学がめちゃ面白いしすごい!!!!

ということなんです。詳しく説明していきますね。

 

まず分子生物学というのは、生物学を分子レベルで追及していく学問なのです。分子というのはナノメートル(メートルの10億分の1)程度のスケールですからその小ささはすごいものです。当然目では見えませんし、光学顕微鏡でも見えないレベルです!

そんな小さなものから私たち生物は成り立っていて、その小さなものひとつひとつを研究し、最終的には生物全体を理解しようという学問なのです!!!!

つまり進化というシステムを使って発明されてきたシステムをただただ愚直にひたすらに見つけていく学問なのです。

他の学問と違って、私たち自身の体や精神について知ることができるというのは非常に興味をそそられるものではないでしょうか。例えば、なんで病気になるのかとか、なんで今私はふさぎ込んじゃっているんだろうとか、なんであんな行動を起こしたんだろうとか、なんであの人はハンサムな顔立ちに生まれてこれたんだろう とか!!!

DNAを編集して枯れにくい作物や、最終的にはマッチョでハンサムまたはナイスボディで綺麗な 人間を作り出してしまえる。そんなの未来の話 と思うかもしれませんがそのような技術の基盤は既に確立されています!倫理的な問題はありますが、それもいくらか年月が経ち文化と考え方が変わればやがて受け入れられるでしょう。

そんなことひっくるめて明らかにして行ける(まだまだこれからの話ですが・・・)学問なのです。

 

//あまり知られていないようですが、分子生物学は人類学にも使われています。2万前とかの人の骨からDNAをとってきてそれを解析することで、その人間がどこから来たのかどんな風に生活していたかわかるのです。

 

生物学では何が分かるか のほんのほんの一握りだけ挙げさせてもらいました。

もし一つでも解明したいと思ったら生物学を志す資格はあります!!!

ではでは